2016/12/12(月)

www.sankei.com

「日本映画のレベルは本当に低い。最近すごく嫌いになってきたよ!」

こんな記事が話題になったのは春先のこと。

しかし、今年を振り返ってみると、「シン・ゴジラ」「君の名は。」「この世界の片隅に」と、日本映画史に残るような映画が次々に出てきた。

そう、2016年下半期、立て続けに良作が公開されたので、つい期待してしまう。

この流れのまま、ずっと面白い映画が続いてほしい。

そしたら、わたしは毎月でも毎週でも映画館に足を運ぶのに。

この世界の片隅に」を一人で観に行った。

住んでる家から自転車で10分の場所にシネコンがある。

数年前に建てられた最新の施設は、いつも空いている。

この日も、200人以上収容できる劇場に30人くらいしかいなかった。

この世界の片隅に」は、よく出来た映画だった。

日常を描くだけなら退屈になりそうだけど、とてもテンポがよい。

シン・ゴジラ」や「君の名は。」のように、今の映画という気がする。

わたしは、ドラエもんの劇場版を見てたくらいの小さな頃に、母親に連れられて戦争映画の上映会に何度も行った。

あまりに日常とかけ離れているので、戦争や原爆の恐ろしさは嫌というほど知ったが、それについて考えることは放棄した。

この世界の片隅に」は、すずさんの日常を丁寧に描くことで、この世界を追体験し、多くのことを、いま自分の心で考えることができる。

その価値はとても大きいのではないか。

ただ、この作品だけでなく、戦後を描いたこの作者の「夕凪の街 桜の国」も同じスタッフで、ぜひアニメ映画化してほしい。(実写映画化はされている。)

それで、ようやく安心できるというか、わたしにとって「この世界の片隅に」だけが、賞賛されることに、少しモヤっとする。

なぜかはわからないけれど。 

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

 

 

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